1. 脱ステロイド治療を通して 〜はじまり〜
「ステロイドを塗ることで、凌がれてきた
ポジティブな結果があるのですから、
今までは今まで。
それはそれでいいんですよ。」
ステロイドは、できたら使いたくない、
良くないと知りつつ、騙し騙しやってきましたが、
木俣肇クリニックの待合室で最初に頂いたメッセージは温かく、
ほっとして、涙が出そうになりました。
ステロイドは良くないから、ぜったい塗っちゃダメ
その代わりに、この基礎化粧水がいい、
このエステが効く、
漢方薬、鍼灸、サプリ、ホメオパシィ・・
アトピーと言うと、いろいろな方が本当に善意で
いろいろ勧めてくださいます。
でもそれらは、
そんなことやってちゃ「ダメ」という否定、であることが多く、
時には、恐れを抱かせるようなアプローチだったりもしました。
けれど、皮膚科では必ずとステロイドを処方され、ステロイドではないからと勧められたプロトピック軟膏も、あまり良くないと後から知りました。
漢方を処方してくれるクリニックでも、結局またステロイドを勧められたりと、疲れてもいました。
何より自分自身の「塗ってはいけないのに」という罪悪感もありました。
ご縁を頂き受診の前に確認した、木俣肇クリニックの治療法の説明は、なるほどと納得できるものでしたが、
実際に 治療を始める段になり、初めてではない 脱ステロイド、
20代後半、長袖長ズボンで過ごした夏、を思い出し
あー また大変なことを始めてしまった。
と、改めて覚悟を決めました。