9. 夏の終わりに
過去126年間で一番暑かったという、今年の夏の終わりに
久しぶりに顔が赤く腫れ上がりました。
熱をもち、乾燥でつっぱり、いつものパウダーでは全くカバーできない、久しぶりの爆発でした。
首や手の指の症状も広がり、
アイスクリームの食べ過ぎ?
シェディング?
夏休みの生活の乱れ?
原因は、アトピーのその名の由来通り、「不思議で」「とらえどころがなく」、このせいか! というものは思いあたりません。
(「アトピー」という言葉の語源はギリシャ語のATOPOSに由来し、「奇妙な」「不思議な」「とらえどころのない」と言った意味だそうです。)
久しぶりに、首の傷の滲出液が止まらなくなったり、
布団に落ちる落屑を、毎日掃除する日々が始まりました。
途中、涼しくなったり、また暑さが戻ったりで、寝ている最中に暑さで痒みがでたりなど、
「患部の悪化、改善を繰り返しながら、だんだん肌も、患者さん自身も強くなって来られる。そういうものなのです。」
という木俣先生の言葉通りに、ゆっくり改善しています。
赤く腫れた顔は、1週間くらいで、一度落ち着き、
今までと明らかに違うのは、
・傷が治りやすい
・皮膚が剥けるが、日焼けの時のように薄く、跡も傷になりにくい。
・行ったり来たりするが、改善を実感しやすい
・何かのきっかけでまた悪くなりもするが、経過が見通しやすい。
しかしやはり、症状がひどく出た時は、「せっかくここまで治療をしてきたのに、このまま一生治らないのではないか」と落ち込みます。
クリニックの方と話をすると、この時期、しばらく症状が全く出ていなかった方の再発が、少なからず見られたそうです。
私自身も、原因は絞れませんが、やはり長く続いた酷暑も大きなストレスだったと改めて思います。(エアコンも苦手ですし)
辛いと感じる時は、少し休むようにしています。
しばらくすると、気持ちが戻ってきて「患者さん自身も強くなって来られる」という、先生の言葉の大切さも思います。
メンタルもかなりやられますので、ここを乗り越えると回復も早くなる気がしています。
この先も、急に症状が出ることがあるかもしれないですが、その都度自分なりに改善点を見つけて、対処できるようになりたいです。