初めての文庫本サイズ、270P。
「つれづれなるままに書き綴り続けていたら、三十三の随筆のような小話のような篇が産まれたので、文庫本サイズに編んでみたー」新しいチャレンジから産まれた一冊です。
「今まで作ってきた "何かのテーマについて説明する" というものではなく、自分の中から湧いてきたものを時間をかけて見つめてー」
2020年にロックダウンの体験から、気づいたら、随筆のような小説のようなものになっていったという「今の僕にできるベスト、今の僕の到達点、と思って、心を込めてお届けします。」
地元のレトロ印刷JAMで印刷したカバーを、冨貴工房で手織りならぬ手折りで、製本を仕上げているという、美しいカバー付き。
大切に、1冊一冊、作られた本、メディ・フュージも、わくわくしながらお届けします。
<目次>
マザーツリー Mother Tree
森の中で聞いた言葉 A voice in a forest
物語るということ About storytelling
地球の海水と、子宮の羊水 CHIKYU WATER and SHIKYU WATER
おばあさんとおじいさんの山暮らし Mountain life of Granma and Granpa
おばあさん、森に入る Grandma goes into the deep forest
塩炊きと老人 An old man and Shiotaki
潮の道と塩の道 Sea road and Shio road
おじいさん、川を下る An old man goes down a river
山小屋で駄弁る Talking nonsense in a mountain hut
海と暮らす Life with ocean
川のほとりのローカル経済 Local economy by a river
川のほとりのシェアハウス A share house by a river
川のほとりのローカル・メディア Local media by the river
縁側を囲む手仕事 Handwork surrounding Engawa
みそバー、みそスタンド、みそナイト Miso bar, Miso stand, Miso night
懐かしくて新しい、暮らしのライブラリー Nostalgic new living libraries
長い夢 A long dream
ホモサピエンスは弱い Homo sapiens is weak
サバイブするなら、丹精手作り鉄火味噌 Making Tekkamiso to survive
鉄火味噌を始める Starting Tekkamiso
鉄火味噌にまつわる回想 Remembering Tekkamiso
刺青の男と祈り Tatooed-men and Pray
ワカは水 WACCA is WATER
鉄火味噌とトーキングサークル Talking circle around Tekkamiso
塩炊きを始めた頃の覚え書き Memo about Starting Shiotaki
その海水は安全ですか? Is the sea water safe ?
塩炊きに老人現る Here comes an old man to Shiotaki
塩釜を囲んでトーキングサークル Talking circle around Shiogama
塩釜の前でうたた寝 A nap in front of Shiogama
塩釜の前で空想 Daydreaming in front of Shiogama
塩釜の前で夢を見る Fantasizing in front of Shiogama
友と潮風 Hood and breeze
<クレジット>
著者:冨田貴史
編集:潮野満朗(尾道民藝ラボ)
編集協力:吉川リラ、須賀 和、百都真希子
装幀:川邊 雄
資料提供:只見町山塩資料館(福島県南会津郡)、渡部康人(奥会津博物館)
印刷製本:グラフィック
カバー印刷:レトロ印刷JAM
発行:冨貴書房